医療機器

パルスオキシメーターVC100-C2

【特定保守管理医療機器】

皮膚を通して血中(動脈)の酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置です。クリップ部分を指にはさむことで測定します。
肺から取り込まれた酸素は、赤血球に含まれるヘモグロビンと結合して全身に運ばれます。また、酸素飽和度(SpO2)とは、全身に運ばれる血液(動脈)の中を流れている赤血球に含まれるヘモグロビンの何%に酸素が結合しているか、 皮膚を通して調べた値です。クリップ部分にあるセンサーが、動脈の血流を検知し、SpO2を自動で計算し表示します。

酸素飽和度(SpO2)は肺や心臓の病気で酸素を体内に取り込む力が落ちてくると下がります。主に病院や在宅治療の患者さんで、必要に応じて測定します(病気などの経過観察目的の場合は、必ず医師の指示のもと行ってください)。睡眠時無呼吸症候群の簡易診断にも利用します。加齢によってもある程度低下し、運動時やマスク着用時にも変動します。(白斑症のお客様は正しく測定ができません。)
一般的には96~99%が標準とされ、90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)になっている可能性があり、適切な対応が必要です。肺や心臓に病気のある方は、息苦しさや喘鳴などの症状が強くなり、SpO2が普段の値から3~4%低下した場合は、かかりつけ医に連絡・受診をしてください。
本体の操作自体は簡単で、家庭でのご購入ご使用も可能です。測定値のもつ意味はその人の状態やかかっている病気によっても異なるため、測定値によって自己判断せず、病気が疑われる場合は主治医など医療機関の受診をお勧めします。

【ご使用方法】
1.準備
本体裏面の乾電池カバーを開け、1.5V、単4形アルカリ乾霞池X2本を十一極性表示に従って挿入し、カバーを閉じます。

2.測定
(1) 本体のクリップ部をつまみ、プローブ部を開く。
(2) 指の爪面を上にして、指先がガイドに触れるまで挿入し、クリップを放す。
(3) 指を軽く曲げて、指先がプローブ部の中心に水平に挿入され、先端がガイドに触れていることを確認する。
(4)電源スイッチを1回押すと、測定が開始されます。
(5) 測定信号が安定して約8秒で、測定値と脈波波形が表示されます。
(6)測定を終了するときは、本体から指をぬきます。「Fingerout」と表示され、約8秒で自動的に電源が切れます。

3.表示
・ 電源が入っているときに電源ボタンを押すと、表示モードや画面表示方向が順次切り替わります。
・ 測定信号が不安定な場合にはクエスチョンマーク(?)を表示します。指先を動かさすに再測定してください。
・ 電源が入っているときに電源スイッチを1秒以上長押しすると、画面表示の明るさを調整することができます。明るさは10段階あり、初期設定値はレベル4です。

4.使用後
(1)プローブ部を指先から取り外す。
(2)電池を抜き、清掃してから保管する。

く使用方法に関連する使用上の注意>
取扱説明書の「使用方法」に記載される注意事項を参照のこと。

SPEC

商品区分
特定保守管理医療機器
メーカー
Beijing Choice Electronic Technology Co., Ltd
酸素飽和度(Sp02)
測定精度:+-3%(70% ~ 100%) 必要条件:69%以下でないこと 測定範囲:70% ~ 100%(表示範囲:0% ~ 100%)
脈拍数(PR)
測定精度:+-2bpm(25bpm ~ 99bpm) +-2%(100bpm ~ 250bpm) 測定範囲:30bpm ~ 250bpm(表示範囲:Obpm ~ 250bpm)
プローブ部LED仕様
波長RED635+-3nm 波長IR905+-10nm 出力RED3.2mW 出力IR2.4mW
表示部
有機ELカラーディスプレイ
オートオフ機能
指を離してから約8秒後電源がオフになります。